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オンライン取材を上手に進めるための対策とダンドリ
取材の現場は、密閉・密接、ときには密集する環境で行われることが少なくなく、2020年4月以降、新型コロナウイルスの感染防止のため、「オンラインによる取材」を実施するケースが増えています。
オンラインで対面と同様の十分な取材を実施するために、どんな対策が必要なのか、その一例を紹介します。
※以下に挙げる対策は、オンラインの場合の注意点・事前の準備に焦点を当てています。
※取材の場面は、インタビュー担当が、取材を受けた経験がない(少ない)対象者に、テーマに沿った話をオンラインで聞く、という状況を想定しています。
■ オンラインは取材に適していない という前提でダンドリ
カメラ・マイク越しでの会話は、実際やってみると、声を聞き取りにくいことが多くあります。固有名称や専門用語、どちらかが聞き馴染みのない単語などが出てきたときに、それは顕著になります。
オンラインでは、話し手と聞き手を交互に入れ替えるような会話となるため、対面よりもやり取りに、2割ほど余計に時間が掛かります。
対策は、取材の質問内容を事前に取材相手と共有し、可能であれば、質問の回答を文章でもらっておくことです。
専門用語や聞き馴染みのない単語を下調べしておくことで、用語等の確認に充てる時間が最小限で済みます。
また、取材対象者が話そうと考えている主観的な目線での回答を事前に把握することで、心情や動機の掘り下げ、客観的な認識とのすり合わせといったことに、時間を割くことができます。これは対面取材でも実践することをオススメするダンドリです。
■ 充実した回答を引き出す、事前質問のつくり方
取材の質問内容について、事前に文章で回答をもらっておくとよい、と述べました。
このときに重要なのが、取材対象者からの文章回答の充実度合いです。たとえば何かの経験について話を聞くのであれば、いつ、どこで、何を、のような情報が含まれていることが望ましいです。
対策の近道は、過去の同様の取材事例を共有して、どういった説明が求められているかを説明した上で、同様の取材ですと伝えることです。
そういうものが無い場合は、取材のテーマについて5W1Hの質問をまず考えてみて、そこから掘り下げたい内容に関する質問をプラスしていくとよいです。
取材対象者の自身と関連のあることを関係づけることも、中身のある文章回答を引き出す上でのコツです。
例えば、AO入学について、団塊世代の教授に話を聞くのであれば、「教授は共通一次で進路を・・・」というように、自分事と捉えてもらえるキーワードを質問の枕に置いてから本題を投げかけるとよいでしょう。
今回は、取材対象・分野を問わず、オンライン取材を上手に進めるための対策・ダンドリの一例を紹介しました。
通信回線、機器、ITリテラシーの差といった、オンライン取材特有の取材の妨げとなる原因もあります。それらについては機会を改めて述べたいと思います。
オンライン取材について相談したい、困っていることがあれば、こちらまでお問い合わせください。
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