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はじめての海外サイト制作担当者必見!英語WEBサイト制作のポイントと制作会社の選び方

はじめに


英語サイトの制作を検討しているものの、「何から始めればよいか分からない」「日本語サイトの制作と何が違うのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。


実際に英語サイトを制作することで、新たな顧客を獲得し、グローバル企業としてのブランドイメージ向上につながるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、対象地域のユーザーに正確な情報を届けるためには、文化や市場の特性を考慮したコンテンツ制作が不可欠です。


本ブログでは、英語WEBサイト制作における「基本的なステップ」や「注意点」について解説します。英語WEBサイトの制作を進める際の参考にしていただければ幸いです。


英語WEBサイトが有効な企業


以下のような企業において、英語WEBサイトの制作が有効と言えます。


①海外展開を行う企業

今後海外展開を予定している企業にとって、英語WEBサイトの制作は非常に有益です。英語は世界の公用語として広く使用されており、特にアメリカ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏市場では、英語を用いたマーケティングが効果的です。また、英語圏以外の国々でも英語は広く理解されているため、各国への展開において英語サイトは重要なツールとなります。


②グローバルパートナーとの取引を強化したい企業

海外企業との取引を強化するためには、信頼の獲得が不可欠です。英語表記のサイトを制作し、企業情報やサービス内容、製品カタログ、事例紹介などを明確に掲載することで、海外市場における企業の信頼性向上につながります。また、英語サイトを通じて現地市場や業界のニーズに即した情報を提供できるため、海外企業との取引をスムーズに進める上でも有効です。


③インバウンド集客を強化したい企業

インバウンド集客とは、海外からの訪問者や消費者をターゲットに、自社のサービスや商品をアピールする集客手法です。特に観光業、小売業、飲食業などの業界において有効です。英語WEBサイトを活用することで、多国籍の訪問者に対し、より詳しく幅広い情報を提供できます。SNSと比較されることが多い英語サイトですが、SNSは発信内容が限定的である一方で、英語サイトでは企業の魅力や強みを体系的に伝えることが可能です。そのため、海外からの訪問者にとって、より有益な情報を提供できる手段となります。


英語WEBサイト制作のステップ


英語WEBサイトの制作は単に日本語を直訳するだけではなく、英語圏のユーザーの特性や文化、自社のビジネスの目的に沿ったコンテンツ制作が必要となります。


ステップ1:市場とターゲットの明確化

英語圏はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど広範囲にわたり、国や地域ごとに文化や消費者行動が異なります。そのため、英語WEBサイト制作の際には、ターゲット市場の明確化を行うことが重要です。
具体的には以下の点を明確にすることが重要と言えます。


<ポイント>

  • ターゲット市場の選定: どの国や地域を主要な対象とするのか。
  • 市場の特性分析: 文化や消費行動の違いを理解する。

文化の違いの一例として、アメリカ英語とイギリス英語のスペルに下記のような違いがあります。


劇場
アメリカ英語colortheater
イギリス英語colourtheatre

またアメリカのユーザーには視覚的にインパクトのあるデザインが好まれる一方で、イギリスユーザーには詳細な情報と信頼性が重視される傾向があります。このような違いを把握した上で、同じ英語圏内であっても各市場に適した戦略を立てることが成功の鍵となります。


ステップ2:ネイティブ翻訳とローカライズ


英語WEBサイト制作においてはターゲット市場へのローカライズが求められます。ただ直訳するのではなく、ターゲット市場の文化や価値観に合わせた表現方法を取り入れることで、ユーザーに対して自然で魅力的な印象を与えられます。


<ポイント>

  • シンプルで直接的な表現: 英語圏では、明瞭で簡潔な表現が好まれます。
  • ネイティブ翻訳者の活用: ネイティブに伝わり易い自然な表現に拘りましょう。

ステップ3:UI/UX設計の最適化

英語WEBサイトの成功には、使いやすさを追求したUI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザー体験)の設計が鍵となります。
下記はそれぞれの言葉の意味と、英語サイト制作におけるポイントです。


UI(ユーザーインターフェース)ボタンやメニュー、リンクなど、ユーザーが操作する部分のデザイン。直感的で分かりやすい設計が必要。
UX(ユーザー体験) サイト全体の操作性、情報の見つけやすさ、ページ読み込み速度など、ユーザーの満足度を左右する要素。

<ポイント>

  • シンプルなナビゲーション: 複雑な操作を避け、目的の情報に迅速にアクセスできる設計。
  • ページ読み込み速度の最適化: ストレスを感じさせないスムーズな操作体験。

英語WEBサイト制作でよく悩むポイント


英語WEBサイト制作の際によく悩むポイントとその対策について解説いたします。


海外と日本のレイアウト・デザインの違い

日本と海外では、好まれるWEBデザインの傾向が大きく異なります。日本のWEBサイトは 文字情報が多く、レイアウトの密度が高い 傾向にあるのに対し、海外のWEBサイトは 視覚的なインパクトを重視し、文字量を抑え、大きな画像を多用 するケースが一般的です。また、文化の違いによって 色やモチーフの持つイメージ も異なります。
例えば、日本では「白」は清潔感や純粋さを象徴する色として好まれますが、欧米では「白」はシンプルさやミニマリズムを強調する目的で使われることが多いです。英語WEBサイトを制作する際には、単に日本語版のWEBサイトの本文を英語に差し替えるだけではなく、海外のユーザーに適したデザインを採用することが重要です。これにより、企業側が意図した情報をより正確に伝えることができます。


地域ごとのSEO対策

英語圏には アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ などがあり、それぞれの市場で 検索エンジンの利用状況や消費者行動 が異なります。そのため、ターゲット市場に適したSEO対策を行うことが重要です。特に、検索キーワードの違い や 文化に合ったコンテンツの作成 を意識し、ユーザーの検索意図に合った情報を提供しましょう。
例えば、アメリカとイギリスでは同じ意味の単語でも異なる表現が使われることがあるため、適切な言葉を選ぶことが大切です。ターゲット市場の特性を理解し、最適なSEO施策を行うことで、より効果的な集客が可能になります。


英語WEBサイト制作の手法


英語WEBサイトの制作には、自社で制作する方法と、制作会社に依頼する方法の2つがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、予算やリソースなどを考慮し、最適な選択をしましょう。ここでは、各手法の具体的な方法と、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。


① 自社で制作する場合

【既存サイトの多言語対応】

既存の日本語サイトに多言語プラグインを導入し、英語版を追加する方法です。

<メリット>

  • コストを抑えつつ、短期間で多言語対応が可能。
  • プラグインを利用すれば、比較的簡単に構築できる。

<デメリット>

  • 機械翻訳に依存するため、不自然な文章になることがある。
  • ローカライズの精度が低く、文化的な違いを考慮した最適化が難しい。
  • 導入するプラグインの知識が必要。導入方法を誤った場合、既存のサイトにエラーが発生する可能性がある。

【新規サイトの制作】

1から新たに英語サイトを制作する方法です。

<メリット>

  • 英語圏向けに最適化したコンテンツとデザインが制作可能。
  • 自由度が高く、ブランドやターゲット市場に合わせたカスタマイズができる。

<デメリット>

  • 制作に多大なリソースと時間がかかる。
  • 英語圏の文化や消費者行動に関する知識やスキルが必要になる。

② 制作会社に依頼する場合

制作会社は、既存サイトの多言語化から新規サイト制作まで対応が可能です。
専門知識を活用し、より高品質なサイトを制作が可能となります。

<メリット>

  • 英語圏向けに最適化されたデザインやコンテンツをプロが提供。
  • 制作を外部に任せることで、社内業務に集中できる。
  • 文化や消費者行動を考慮し、効果的なコンテンツを作成できる。

<デメリット>

  • コストが高い(自社制作に比べて費用がかかる)。
  • 制作会社との認識のズレや、プロジェクトの調整に手間がかかる可能性がある。

失敗しない英語WEBサイトの制作会社の選び方


英語WEBサイト制作の成功には適切な制作会社を選定することが重要です。
ここでは、実際に制作会社を選ぶ際に考慮すべきポイントを解説します。


多言語対応サイトの実績と成功事例

英語WEBサイトの制作を依頼する際に、最も重視すべきなのは、制作会社の多言語サイト制作に関する実績です。英語サイト制作には、WEBデザインやコーディングのスキルに加え、ローカライズやSEO対策、ターゲット市場に適したコンテンツ作成といった専門スキルが求められます。そのため、これまでにどのような多言語サイトを手掛けてきたのか、どの業界やターゲットに対応してきたのかを確認することが重要です。


ローカライズ・翻訳力の高さ

英語WEBサイトの成功には、単なる翻訳ではなく、ターゲット市場に適したローカライズができるかどうかが鍵となります。機械翻訳や直訳では、現地のユーザーにとって不自然な表現になりやすく、信頼性の低下につながる恐れがあります。そのため、英語圏のネイティブ翻訳者が関与し、ターゲット市場の文化や価値観に合わせた表現ができる制作会社を選ぶことが重要です。
たとえば、アメリカではカジュアルで親しみやすい表現が好まれる一方で、イギリスではフォーマルで洗練された言葉遣いが求められるなど、国ごとに適切なトーンやスタイルが異なります。このような微妙な違いを考慮し、ターゲット市場ごとに適したコンテンツを制作できるかどうかを確認するとよいでしょう。


ブランド理解と一貫性の確保

英語WEBサイトのローカライズや翻訳では、単に言葉を置き換えるだけでなく、自社のブランドメッセージを正しく伝えることが求められます。翻訳者や制作会社が、自社の理念や目標を深く理解し、それを各市場に適した形で表現できるかどうかが重要です。ブランドの一貫性を維持しながら、ターゲット市場のニーズに応じて適切に調整ができる制作会社を選ぶことで、企業イメージを損なうことなく、より効果的にターゲットに訴求することができます。



外国語オウンドメディアWeb制作サービス

株式会社オレンジ社は、品質の高い翻訳から多言語WEBサイト制作までワンストップで対応可能な制作会社です。専任のディレクターを配置し、ヒアリングから要件定義、デザイ開発、公開後の運用サポートまで一貫して対応します。
外国語のコーポレートサイトやオウンドメディアサイトなどを1から制作するだけでなく、既存のサイトの多言語化や、外語版のみの制作などにも幅広く対応しております。デザインやコーディングのみなど、制作工程の一部をお手伝いすることも可能です。


<制作実績例>

オレンジ社では以下のような外国語WEBサイトの実績があります。



ご依頼方法とお問い合わせ

制作のご依頼は、お電話またはお問い合わせフォームからご相談いただけます。
ご予算や納期など、ご不安な点もまずは1度お問い合わせください。


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英語WEBサイト制作について、WEB制作について詳しくない方でも安心してご依頼いただけるよう詳細にご説明いたしますので、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。


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